知財契約レビューの基礎と実践~ 』
自動車産業では、電動化、コネクテッド化、自動運転、SDV、データ利活用、生成AIの進展により、技術・データ・ソフトウェア・標準規格・ノウハウをどのように守り、活用するかがますます重要になっています。また、SEPライセンス、AIを活用した研究開発・契約レビュー、海外企業との共同開発、サプライチェーン上の知的財産リスクなど、知的財産と契約が交錯する場面も高度化しています。
本講演では、企業の知的財産部門で契約書レビューを担当する初級者の方を主な対象として、知的財産関連契約の基本的な考え方、契約類型ごとの適用場面、レビュー時のチェックポイントを整理します。秘密保持契約、共同開発・共同研究契約、開発委託契約、ライセンス契約、譲渡契約、担保・信託契約など、実務で接する機会の多い契約を中心に、対象となる技術・情報・知的財産権の特定、成果の帰属、利用範囲、対価、改良発明の取扱い、グラントバック・アサインバック、準拠法・紛争解決等の論点を確認します。
あわせて、SEPライセンス、AI関連契約、M&A関連契約、国際契約など、近時重要性を増しているテーマについても、今後の実務で意識しておきたい論点として簡単に紹介します。また、AIを活用した契約レビューの可能性と限界にも触れながら、知財部員が技術・事業・法務をつなぎ、事業に役立つ契約書作りにどのように貢献できるかを考えていきます。
概要
【日 時】2026年7月29日(水)
第1部:13:30~15:00
(休憩:30分)
第2部:15:30~17:00
【形 式】Zoomウェビナー
【講 師】森・濱田松本法律事務所外国法共同事業 弁護士・パートナー 小野寺 良文 様
【レベル】初級
~こんな方におススメ~
技術契約・ライセンス関係を包括的に学びたい方
【昨年受講者コメント】
・説明が丁寧で、とても分かりやすかった。
・講師の方の話し方が丁寧で聞きやすかった。(中小企業の受講者)
・知っている内容でも説明として改めて聞くことで根拠や知識の整理ができた。
【参加費】無料
【定 員】500名
【申込方法】こちらよりお申込みください。
※複数でご参加の場合お申込みは1名ずつお願いします。
【申込締切】2026年7月22日(水)中
その他の知財講座2026の講座内容については、こちらをご参照ください。
【第1部】
1.変化する自動車産業と知的財産契約の重要性
1)電動化・コネクテッド化・自動運転・SDV・AIが契約実務に与える影響
2)知財部員が契約レビューに関与する意義
3)民法・知的財産法の原則、契約自由の原則とその限界
2.知的財産関連契約を読むための共通フレームワーク
1)契約の種類と適用場面
・秘密保持契約、共同開発・共同研究契約、開発委託契約、ライセンス契約、譲渡契約、担保・信託契約
2)契約類型を問わず確認すべき基本事項
・対象技術・情報・知的財産権の特定
・バックグラウンドIPとフォアグラウンドIPの区別
・成果の帰属、利用範囲、対価、改良発明の取扱い
・グラントバック・アサインバック、一般条項、準拠法・紛争解決
【第2部】
3.契約類型ごとのレビュー実務
1)秘密保持契約
・秘密情報の定義、目的外使用、開示先、秘密保持期間、生成AI利用
2)共同開発・共同研究契約、開発委託契約
・役割分担、既存技術と成果の区別、成果の帰属、共同発明の管理、委託者・受託者の利用範囲
3)ライセンス契約、譲渡契約、担保・信託契約
・対象権利、独占・非独占、地域・期間・分野、ロイヤルティ、登録・対抗要件、権利管理
4)国際契約
・準拠法、裁判管轄・仲裁、税務、輸出管理・経済安全保障
4.近時の重要テーマとむすび
1)SEPライセンス契約、AI・データ・ソフトウェアをめぐる契約、M&A関連契約
2)AI時代の知財契約レビュー
・AIを活用した契約レビューの可能性と限界
・AIに任せられること、人が判断すべきこと
・技術・事業・法務をつなぐ知財部員の役割
講師紹介

1998年 東京大学農学部応用生命科学課程中退。
司法修習生(第52期)
2000年 弁護士登録・森綜合法律事務所(現 森・濱田松本法律事務所)入所。
2008年 同事務所パートナー(東京事務所)に就任(~現在)
2014年 同事務所北京首席代表を兼任(~2020年)
日本弁護士連合会 知的財産センター委員(~現在)
IBA(国際法曹協会)知的財産及びエンターテイメント委員会オフィサー(~現在)
2020年 森濱田松本知識産権代理(北京)有限責任公司 執行董事・総経理を兼任(~現在)。